分倍河原から分倍河原への乗車券

分倍河原から分倍河原への片道乗車券です。

JR東日本の補充片道乗車券で発売されました。

 

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経路は分倍河原(南武線)立川(中央本線)西国分寺(武蔵野線)武蔵浦和(東北本線[埼京線])赤羽(東北本線)上野(東北新幹線)東京(東海道本線)川崎(南武線)分倍河原です。

片道108.1km、運賃は1840円です。片道100kmを超え、大都市近郊区間の路線でない東北新幹線を経由しているため2日間有効で途中下車可能です。

 

分倍河原駅は京王電鉄の係員が改札を行っており、JRの駅としては無人駅です。

JRの券売機は近距離自動券売機のみで指定席券売機は設置されていませんが、券売機にない区間は京王の定期券売り場において補充券で発売されます。

JRのみどりの窓口とは異なるため発売は当日有効開始となるもののみ、分倍河原発で片道・往復のみ、片道100kmを超え大都市近郊区間完結でないもの、JR線完結のもの、現金のみなどの制約があります。

過去にはPOS端末を設置し補充券を廃止するという悪質なデマを流したサイトもあるようですが、首都圏内で日常的に補充券を発売する出札窓口が縮小されていく中、どういうわけか分倍河原駅は現在もこの扱いを継続しています。

 

 

 

分倍河原から分倍河原への片道乗車券です。

 

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経路は分倍河原(南武線)立川(中央本線)西国分寺(武蔵野線)府中本町(南武線)分倍河原で16.2km、310円です。

こちらもJR線完結ではありますが、近距離であるため分倍河原駅では発売できません。したがってこのような区間は必ず別のJR駅での発売となります。ただし、分倍河原→東日本会社線310円区間の金額式乗車券で代用は可能です。

発売の際は大都市近郊区間内相互であるため、補正禁止の操作が必要です。

 

 

 

分倍河原から分倍河原への片道乗車券です。

着駅が(京王線)分倍河原とあるとおり、JR→京王の連絡乗車券です。

 

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経路は分倍河原(南武線)府中本町(武蔵野線)西国分寺(中央本線)吉祥寺(井の頭線)明大前(京王線)分倍河原です。

JR線15.1km 310円、京王線25.7km 320円で発売額は630円です。

前述の通り、分倍河原駅では会社線への連絡乗車券(通過連絡を含む)は発売できないため、この乗車券についても分倍河原以外の他のJR東日本の駅でしか発売できません。

 

吉祥寺接続のJR東日本京王電鉄の連絡範囲は以下のとおりです。

JR東日本東海道本線、山手線、赤羽線南武線鶴見線武蔵野線横浜線根岸線横須賀線、相模線、伊東線中央本線 東京〜小淵沢間、青梅線五日市線八高線東北本線 東京〜宇都宮間・尾久・北赤羽〜北与野間、常磐線 日暮里〜水戸間、川越線高崎線両毛線水戸線総武本線京葉線外房線内房線成田線

京王電鉄京王線競馬場線動物園線高尾線 北野〜狭間間、相模原線 京王多摩川井の頭線

 

 

 

分倍河原から分倍河原への片道乗車券です。

発駅は京王分倍河原とあるとおり、先のマルス券とは逆で京王→JRの連絡乗車券です。京王電鉄の特別補充券で発売されました。

 

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経路は分倍河原(京王線)明大前(井の頭線)吉祥寺(中央本線)西国分寺(武蔵野線)府中本町(南武線)分倍河原です。

連絡乗車券を発売できないという制約はJR線の分倍河原駅を発駅とする場合のものであり、京王線分倍河原から他社線への連絡乗車券はそのような制約はなく、連絡運輸の範囲内であれば分倍河原駅で発売可能です。

ただし、券売機にない区間の場合は多少時間がかかります。補充券の使われてなさからして、ほぼ発売実績もないでしょうし……。

 

運賃はマルス券と同じく630円、経由欄は明大前 吉祥寺とあります。JR線の経由が全く書かれていませんが、大都市近郊区間内なので良いとの判断なのかもしれません。