消費税増税後の連絡乗車券(金額入力)

八王子から京王八王子への片道乗車券です。


経由は「中央東・南武・分倍河原」とあります。
八王子(中央本線)立川(南武線)分倍河原(京王線)京王八王子の経路となるJR東日本京王電鉄の連絡乗車券です。

運賃・営業キロJR東日本16.6km 310円、京王電鉄14.8km 200円で合計31.4km、510円です。
運賃改定前はJR東日本290円、京王電鉄190円で480円でした。

2014年4月1日から消費税増税に伴い運賃改定が行われました。京王電鉄は接続駅各駅からの運賃がマルスシステムに運賃が登録されていないようで、引き続き金額入力操作が必要となります。マルス端末上の操作は接続駅コード「4643」社線営業キロ「14.8km」で変わらず、社線運賃は改定後の「200円」を入力することで発券できます。
旅客連絡運輸規則別表・旅客連絡運輸取扱基準規程別表が4月1日現在で増税後の運賃を記載したものに差し替えられていました。ほぼすべての運賃が変更となり、連絡運輸の廃止・範囲の縮小も多々あったことから全面改訂といっていい変更だったのではないでしょうか。

ところで、この区間ICカード乗車券で利用するとICカード運賃が適用されます。
京王電鉄は全区間、JR線は電車特定区間内相互においてはICカード運賃が乗車券より常に安価または同額となっているため、ICカード乗車券を所持していれば敢えて連絡乗車券を購入する意味はあまり無いように思われます。
ICカード乗車券での運賃はJR線302円、京王線195円で合計497円です。連絡乗車券より13円安価となります。

実際、自動券売機での連絡乗車券の発売が終了または縮小した駅も多く、山手線内では乗継割引や通過連絡等のある区間、乗り換え改札のある接続駅からの初乗り運賃区間、および羽田空港(京浜急行電鉄東京モノレール)のみに縮小された駅が殆どでした。
乗継割引や通過連絡は今後も制度があるかぎり残るでしょうが、それ以外の連絡乗車券はほとんど扱われることがなくなってしまうかもしれません。

ICカードより高額となることから駅での発売を断られるかとも思いましたが、この乗車券を購入した駅では金額入力となる乗車券であってもそのまま発売頂けました。


分倍河原を接続駅とするJR東日本京王電鉄の連絡範囲は以下のとおりです。
2014年4月1日以降、連絡範囲の縮小が各社でされていますが、京王電鉄については特に変更はないようです。
JR東日本東海道本線(※)、南武線武蔵野線横浜線横須賀線、相模線、伊東線中央本線 吉祥寺〜小淵沢間、青梅線五日市線八高線東北本線 川口〜宇都宮間・戸田公園〜北与野間、常磐線 松戸〜水戸間、川越線高崎線両毛線水戸線総武本線京葉線外房線内房線成田線
京王電鉄京王線競馬場線動物園線高尾線相模原線 京王多摩川井の頭線
※東京都区内・横浜市内の各駅を含む。