阿武隈急行の通過連絡乗車券

仙台から仙台への片道乗車券です。
JR東日本阿武隈急行は、福島・槻木間で阿武隈急行線を経由する通過連絡運輸を現在も扱っています。

経由欄は「東北・槻木・(北)福島・新幹線・仙台」とあります。仙台(東北本線)槻木(阿武隈急行線)福島(東北新幹線)仙台の経路です。
大阪環状線の福島駅と区別するため、(北)が経由欄の福島駅に付与されています。

営業キロ・運賃はJR東日本103.1km 1940円、阿武隈急行54.9km 970円で、合計158.0km 2910円です。新幹線を経由しているので大都市近郊区間内相互発着の乗車券ではなく、片道100kmを超えているので2日間有効で阿武隈急行線を含め経路上の各駅で途中下車可となります。

阿武隈急行は福島→槻木間、槻木→福島間とも運賃がマルスシステムに登録されており、通過連絡の乗車券については金額入力することなく発売可能です。途中駅の運賃が登録されているかどうかは不明です。
えきねっとでは阿武隈急行の通過連絡乗車券の申し込みが可能です(※)。社線内を着駅とする連絡乗車券はえきねっとでは申し込みできません。
※東福島・船岡間の東北本線を発駅または着駅とする場合に限ります。福島・槻木間の通過利用の場合は東北本線経由のみが候補として表示されます。

仙台駅では乗車券の持ち帰りを申し出て乗車記念印を押印頂きました。描かれているのはのトキムネくんという仙台駅のキャラクターだそうです。


JR東日本阿武隈急行の連絡範囲は以下のとおりです。福島接続・槻木接続とも同じ範囲です。
JR東日本東海道本線 東京(都区内)、東北本線 大宮・宇都宮・新白河〜石越間(※1)、常磐線 坂元〜逢隈間、仙山線仙石線石巻線気仙沼線 和渕陸前小泉間(※2)、磐越東線 川前〜舞木間、磐越西線 喜久田〜喜多方間、只見線 七日町〜只見間、奥羽本線 笹木野〜羽前千歳間、陸羽東線
阿武隈急行:各駅
※1 仙台市内の各駅を含む。
※2 BRT区間を発着するものは発売できない。

福島・槻木間を経由する通過連絡運輸の範囲は、上記JR東日本の範囲内相互です。


2017/4/20追記:2017/3/4以降、福島・槻木経由の通過連絡運輸の扱いは廃止されました。加えて連絡運輸範囲も縮小され、東京都区内・大宮・宇都宮なども連絡範囲から除外されています。
現在の連絡範囲は東北本線 新白河〜石越間、常磐線 坂元〜逢隈間、仙山線仙石線石巻線磐越東線 川前〜舞木間、磐越西線 喜久田〜喜多方間(※)、奥羽本線 笹木野〜北山形間と阿武隈急行の各駅です。
※社線の駅では磐越西線 喜久田安子ヶ島磐梯熱海も除外されているようです。磐越西線新駅の郡山富田駅が連絡範囲に含まれるかどうかは未確認です。