日暮里から北綾瀬への片道乗車券です。
どちらもJR東日本から東京メトロへの連絡乗車券で発売額は320円と同額ですが、経路が異なります。
左は西日暮里接続です。日暮里(東北本線)西日暮里(千代田線)北綾瀬の経路となり、JR線日暮里〜西日暮里 130円と東京メトロ線西日暮里〜北綾瀬 190円で320円です。
北千住〜綾瀬間は東京メトロ線として運賃が計算されます。
右は綾瀬接続です。日暮里(常磐線)綾瀬(千代田線)北綾瀬の経路で、JR線日暮里〜綾瀬 160円と東京メトロ線綾瀬〜北綾瀬 160円で320円となります。
北千住〜綾瀬間はJR線として運賃運賃が計算されます。
日暮里から北綾瀬への場合、北千住を接続駅とする連絡運輸は扱われていませんので綾瀬接続として運賃が計算されます。
東京メトロ線への連絡乗車券は、ほとんどの区間がマルスシステムに運賃登録されていませんので金額入力が必要となります。
西日暮里接続の乗車券は自・社区間入力操作による発券ですので、接続駅が印字されています。
綾瀬接続の乗車券は接続駅が印字されておらず、手書き事項で綾瀬が記入されています。基準額入力操作により発券されたものです。
接続駅コードは西日暮里4620、綾瀬4640です。
JR東日本と東京メトロの連絡範囲は接続駅により異なります。
【西日暮里接続】
JR東日本：東海道本線 東京〜横浜間(※)・西大井・新川崎、山手線、赤羽線、南武線 尻手〜武蔵小杉間、根岸線 桜木町・関内、中央本線 神田〜三鷹間、東北本線 秋葉原〜大宮間・尾久・北赤羽〜北与野間
東京メトロ：千代田線 北綾瀬〜二重橋前間
※上記に含まれない東京都区内・横浜市内の駅は連絡範囲ではありません。
【綾瀬接続】
JR東日本：常磐線 日暮里〜南千住間・亀有〜取手間
東京メトロ：千代田線 北綾瀬
東京メトロ線の場合、JR線側も接続駅により連絡範囲が限られています。このように発着駅が同一で経路が異なる連絡乗車券を発売できる区間は限定されます。
北綾瀬を着駅とする乗車券で西日暮里接続・綾瀬接続とも発売できるのは日暮里に限定されます。
他には高円寺〜三鷹間と大手町(中野接続東西線・西日暮里接続千代田線)があります。
日暮里駅の運賃表には西日暮里接続のものしか掲載されておらず、綾瀬接続は自動券売機でも発売していません。
西日暮里接続・綾瀬接続とも2度の乗り換えが必要となりますが、綾瀬接続となるものは北綾瀬行きしか発売できませんし、北千住の乗り換えが西日暮里より遠いため綾瀬接続を発売しないものと思われます。
綾瀬駅がまるで東京メトロ線単独の駅のように描かれています。常磐線の綾瀬駅とつなげてしまうと新京成線の運賃が東京メトロ線経由で乗り換えたように見えてしまうからでしょうか。ただ、伊勢崎線はJR線ではなく東京メトロ線の北千住経由の運賃のように見えてしまいますが。
