日光から東武日光への片道乗車券です。
経由欄は「日光線・宇都宮・新幹線・小山・両毛・栃木」とあります。経路は以下のとおりです。
日光(日光線※1)宇都宮(東北新幹線)小山(両毛線)栃木(日光線※2)東武日光
※1 JR線 ※2 東武線
JR線80.2km 1450円、東武線49.6km 630円で合計129.8km、発売額は2080円となります。
片道101kmを超え、東北新幹線経由であるため大都市近郊区間内相互発着ではなく2日間有効で途中下車可です。
JR〜東武連絡特急である日光号・きぬがわ号利用時の接続駅となる栗橋接続だけでなく、栃木接続の東武線もマルスシステムに運賃登録されているようで、東武日光まで自動改札機に対応した85mm券での発券が可能でした。
以前ご紹介した宇都宮→東武宇都宮のケースと同じくJR線と会社線で同一名称の駅で、会社線側に社名が付与される形態となる区間の連絡乗車券です。
宇都宮〜東武宇都宮間は徒歩連絡するには少々距離がありますが、日光から東武日光へは徒歩5分程度と隣接しています。ただし宇都宮・東武宇都宮と同様に連絡運輸上の接続駅ではありませんので、日光・東武日光を接続駅とする連絡乗車券は発売できません。
この乗車券は券面左下に「えきねっと発券」とあるとおりJR東日本ポータルサイト「えきねっと」の乗車券申し込みメニューから購入したものです。
えきねっとで購入できる連絡乗車券はあまり多くないのですが、東武鉄道については直通特急停車駅である(東武線)栃木・新鹿沼・下今市・東武日光・鬼怒川温泉を発駅・着駅とするものに限り発売が可能です(参考:えきねっと(JR東日本)|よくあるご質問)。
えきねっとの乗車券申し込みメニューは、会社線発着となるものについては経由駅の指定ができませんのであまり複雑な経路は指定できません。
発行箇所が「吉祥寺駅D4」とあるとおり指定席券売機(MV型マルス端末)で受け取ったのですが、指定席券売機の乗車券メニューや時刻検索メニューからは日光→東武日光の乗車券は購入できません。前者は着駅に東武日光を指定できず、後者は候補が表示されますが購入ボタンが押下できず発券に進めないためです。
連絡乗車券については、基本的には指定席券売機のほうが購入できる会社線が多いイメージですがえきねっとでしか申し込めないようなものも一部にはあるようです。もっともほとんどの会社線は指定席券売機でもえきねっとでも購入できず窓口のみの扱いとなっているのですが。
栃木を接続駅とするJR東日本と東武鉄道の連絡範囲は以下のとおりです。
JR東日本:東海道本線(※)、南武線、武蔵野線、横浜線、横須賀線、中央本線 吉祥寺〜甲府間、青梅線、五日市線、八高線、東北本線 川口〜白河間・戸田公園〜北与野間、常磐線 松戸〜日立間、川越線、高崎線、上越線 高崎〜越後湯沢間、吾妻線、両毛線、水戸線、日光線、烏山線、信越本線 北高崎〜横川間、北陸新幹線(長野新幹線) 安中榛名〜上田間、総武本線、京葉線、外房線、内房線、成田線、東金線
東武鉄道:伊勢崎線 浅草〜加須間、亀戸線 亀戸、大師線 大師前、野田線 岩槻〜柏間、日光線、宇都宮線、鬼怒川線
※東京都区内、横浜市内の各駅を含む。
東武日光駅はJR線からの直通特急の停車駅(着駅)であるため、特急列車の運転経路である栗橋接続の場合はJR東日本だけでなくJR東海・JR西日本との連絡運輸も取り扱っています。
この場合、JR東海とJR西日本の各駅が連絡範囲となります。