信越本線転換第三セクター線の通過連絡乗車券

安茂里から信濃浅野への片道乗車券です。


長野・豊野間でしなの鉄道北しなの線を経由する通過連絡の乗車券で、経路は安茂里(信越本線)長野(北しなの線)豊野(飯山線)信濃浅野です。路線名は「北しなの線」ですが、経由印字は社名の「しなの鉄道線」となっています。
営業キロ・運賃はJR線が安茂里〜長野間2.9km、豊野〜信濃浅野間2.2kmで合計5.1km 190円、しなの鉄道線長野〜豊野間10.8km 250円で合わせて15.9km 440円です。

JR東日本えきねっとでは2月14日から北陸新幹線延伸区間(長野〜金沢間)のきっぷの申し込みを受け付けるようになりましたが、乗車券単独購入のメニューは北陸新幹線および並行在来線から転換される第三セクター線の路線情報が反映されておらず、例えば3月14日以降を有効開始日として長野→金沢を探すと長野(信越本線)直江津(北陸本線)金沢の経路が回答されるようになっていました。
候補として表示されるだけで予約申し込みには進めず、乗車券単独での購入はできない状態となっていましたが(※)、3月14日未明に実施されたえきねっとのメンテナンスにより路線情報が更新され、北陸新幹線経由・第三セクター線経由の乗車券類が購入できるようになりました。
※新幹線特急券との同時購入であれば可能でした。また、駅の指定席券売機みどりの窓口も2月14日時点で対応済みとなっていました。

通過連絡運輸の実施範囲は未確認ですが、えきねっとの検索結果によると以下の範囲と推測されます。
しなの鉄道線北しなの線 長野・豊野間を経由し、信越本線 篠ノ井線 松本〜稲荷山間、篠ノ井〜安茂里間と飯山線各駅

なお、この区間指定席券売機の乗車券メニューでは候補として表示されません。購入できるのはえきねっとか、みどりの窓口のみということになります。



黒井から冠着への片道乗車券です。


この乗車券の経路は黒井(信越本線)直江津(妙高はねうまライン)妙高高原(北しなの線)長野(信越本線)篠ノ井(篠ノ井線)冠着です。社線部分の経由印字は「トキめき」「しなの鉄」と省略されています。

JR-社1-社2-JRの形態となる社線2社を経由する通過連絡です。この経路も指定席券売機では購入できません。
営業キロ・運賃はJR線が黒井〜直江津間2.7km、長野〜冠着間27.7kmで30.4km 580円、えちごトキめき鉄道線37.7km 670円、しなの鉄道線37.3km 830円で105.4km 2080円です。大都市近郊区間に含まれない長野〜冠着間を経由し、片道100kmを超えていますので2日間有効となり途中下車も可となります。社線区間の途中下車可否は不明ですが、JR線区間の扱いに準ずるのではないでしょうか。

こちらの通過連絡運輸もえきねっとの結果から推測すると以下のとおりと思われます。
しなの鉄道北しなの線 長野・妙高高原間とえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン妙高高原直江津間を経由し、篠ノ井線 松本〜稲荷山間、信越本線 篠ノ井〜安茂里間と信越本線 黒井〜新潟間