東京メトロの日比谷線秋葉原駅と都営地下鉄の新宿線岩本町駅は神田川を挟んで隣接しており、駅構内にも乗り換えルートの案内などを行なってはいましたが連絡運輸上の接続駅ではなく、定期乗車券を含め連絡乗車券の発売は行われていませんでした。
しかしながら2013年3月16日のダイヤ改正より連絡運輸の対象駅として指定され、同駅を接続駅とした連絡乗車券が発売できるようになりました。
ところで東京メトロでは主に乗り換え時の精算用として地図式の補充券を発売しています。
2013年4月に購入した東京メトロの地図式の補充券です。東京メトロでは特殊区間用特別補充券と呼称しています。
東京メトロ線と都営地下鉄線の各駅が記載され、連絡運輸上の接続駅ではそれぞれの駅が繋がって印字されています。
秋葉原〜岩本町間の連絡運輸を取り扱うようになった後のものではありますが、以下のとおり秋葉原と岩本町が接続駅として扱われていない旧版のものが引き続き使われていました。
東京地下鉄株式会社 旅客営業規程第108条において示されている特殊区間用特別補充券の様式は秋葉原と岩本町を接続駅として表しています。
旧版のものがなくなれば改訂版が使用されるようになるのでしょうか。
東京都交通局の地図式補充券です。東京都地下高速電車旅客営業規程においては第29条第2項で入きよう式特別補充券と定められています。
都営地下鉄においても、規程上は秋葉原と岩本町を接続駅として表す様式が示されています。
こちらは規程どおり秋葉原と岩本町が接続駅として表されています。
東京都交通局は連絡運輸の取り扱いに合わせて補充券を改版したようです。
東京メトロの地図式補充券で秋葉原と岩本町を接続駅として表しているものは、現物を見たことがありません。
実在するのでしょうか?