渋谷から立川への片道乗車券(田園都市線経由)

渋谷から立川への片道乗車券です。東京急行電鉄の特別補充券で発売されました。

経路は以下のとおりです。
渋谷(田園都市線)溝の口武蔵溝ノ口(南武線)立川

運賃は東急線210円(11.4km)、JR線380円(22.8km)で合計590円です。
経由欄は「溝の口・(JR南武線経由)」とあります。


東京急行電鉄JR東日本は長らくの間田園都市線 駒沢大学〜用賀を発着・通過となる連絡乗車券が発売できませんでしたが、2013年3月に東横線渋谷駅が移転し田園都市線と同一改札内に移転した際に田園都市線各駅が連絡範囲となりました。


ただし駅では案内しておらず、自動券売機でJR線連絡となるものは東横線経由となる横浜・菊名・武蔵小杉乗り換えの連絡乗車券に限られています。


連絡乗車券の運賃表においても同様で、例えば立川へは武蔵小杉経由の640円のみ記載がされており、田園都市線は路線自体載っていません。


溝の口乗り換えの南武線経由は券売機で発売しておらず運賃表にも記載がないのですが、駅の改札口で購入を申し出ることで連絡範囲を確認の上発売頂けました。
東京急行電鉄においては、田園都市線経由のJR線連絡乗車券は渋谷以外を接続駅とするものも発売できるようです。

渋谷から立川へは吉祥寺乗り換えとなる井の頭線・中央線経由が運賃400円と安いため、田園都市線南武線経由というのはあまり一般的なルートではないでしょう。
【渋谷→立川】
山手線・中央線経由:540円、44分
井の頭線・中央線経由:400円、50分
田園都市線南武線経由:590円、66分
東横線南武線経由:640円、69分



溝の口を接続駅とする東京急行電鉄からJR東日本への連絡範囲は以下のとおりです。
東京急行電鉄東横線目黒線多摩川線、大井町線田園都市線 渋谷〜つくし野間、池上線
JR東日本東海道本線(※)、南武線武蔵野線横浜線横須賀線、相模線、伊東線中央本線 吉祥寺〜甲府間、青梅線五日市線東北本線 川口〜宇都宮間・戸田公園〜北与野間、常磐線 松戸〜水戸間、川越線高崎線両毛線総武本線京葉線外房線内房線成田線
※東京都区内、横浜市内の各駅を含む。

JR東日本東京急行電鉄の場合は、田園都市線の連絡範囲が二子玉川〜つくし野間に限られるため、この乗車券の逆の経路(立川→(東急線)渋谷、武蔵溝ノ口接続)はJR東日本では発売できません。JR線から田園都市線の各駅を連絡範囲とするのは渋谷接続に限られ、それ以外の接続駅においては引き続き渋谷〜用賀間が連絡範囲となっていません。