東京都区内から富山地方鉄道(北越急行経由)への連絡乗車券

東京都区内から上市への片道の連絡乗車券です。
JR線1〜北越急行線〜JR線2〜富山地方鉄道線の形態となる通過連絡を含む三社連絡乗車券です。

経路は以下のとおりです。
東京都区内(東北新幹線)大宮(上越新幹線)越後湯沢(上越線)六日町(ほくほく線)犀潟(信越本線)直江津(北陸本線)富山・電鉄富山(富山地方鉄道本線)上市

経由は「新幹線・越後湯沢・上越・六日町・ほくほく・犀潟信越」とあります。印字に入りきらなかった北陸・富山が手書きで追記されています。
北越急行線・富山地方鉄道線ともマルスシステムに運賃が登録されているため、85mmマルス券での発券が可能です。
※もし運賃登録がなければ金額入力操作となりそうですが、会社線2社(北越急行線・富山地方鉄道線)を経由しますので社線を1社しか入れられない自・社区間金額入力操作は使えません。また、JR2社(JR東日本JR西日本)を経由するため自社完結(JR線は1社まで)でしか発券できない基準額入力操作や収受額入力操作も不可となり、マルスシステムでは発券できません。出札補充券による発売になると思われますが、即時の発売は不可能でしょう。


営業キロ、運賃は以下のとおりです。
JR線1:東京〜六日町 幹線216.8km
北越急行線:六日町〜犀潟 950円(59.5km)
JR線2:犀潟〜富山 幹線124.9km
富山地方鉄道線:電鉄富山〜上市 580円(13.3km)

JR線の合計営業キロは341.7kmで5780円です。
合計で運賃は5780+950+580=7310円、営業キロは414.5kmで4日間有効となります。


富山を接続駅とするJRから富山地方鉄道への連絡範囲は以下のとおりです。

JR東日本東海道本線 東京(都区内)
JR東海東海道本線 東京・名古屋(市内)・京都・新大阪、高山本線 高山・飛騨古川
JR西日本東海道本線 京都(市内)・大阪(市内)・神戸(市内)、北陸本線 武生・福井・加賀温泉・小松・金沢・高岡・糸魚川高山本線 猪谷
富山地方鉄道富山地方鉄道本線 上市・宇奈月温泉立山立山
JR東日本(東京都区内)との場合に限り、北越急行線経由(通過連絡)での3社連絡運輸も取り扱っています。

東京都区内から富山方面へは上越新幹線ほくほく線経由が所要時間的に最速となることから、富山地方鉄道へは通過連絡+三社連絡というあまり例のない連絡運輸を行っているものと思われます。このような例は、他に東京都区内・横浜市内からほくほく線、七尾経由でのと鉄道線への連絡運輸があります。

北陸本線は2014年度の北陸新幹線開業により新潟県内が「えちごトキめき鉄道」、富山県内が「あいの風とやま鉄道」、石川県内が「IRいしかわ鉄道」とそれぞれ第3セクター線への転換が予定されています。このような長距離の連絡運輸は経営分離時に廃止されてしまうかもしれません。