JR河内永和から金剛への片道乗車券です。おおさか東線は南海線への連絡運輸を扱っています。
経路はJR河内永和(おおさか東線)久宝寺(関西本線)天王寺(阪和線)三国ヶ丘(高野線)金剛です。JR線23.2km 380円、南海線10.4km 250円、合計で33.6km 630円です。
経由欄は「おおさか東・関西・阪和・三国ヶ丘・南海線」とあります。
三国ヶ丘接続の南海線金剛はマルスシステムに運賃が登録されているため、85mm券での発券が可能です。南海に限らず関西圏の私鉄はマルスシステムに運賃が登録されている区間が多く、操作に取り掛かって頂ければ発券自体はスムーズな場合が多いです。なお、乗継割引運賃区間は運賃登録がないようです。
JRの付かない河内永和駅は近鉄奈良線にあります。おおさか東線開業時、河内永和駅に隣接することからJR河内永和駅と名付けられました。
近鉄と南海は大阪難波・難波を接続駅とする連絡運輸を行っていますが、連絡範囲は乗継割引が適用される近鉄線 大阪上本町・近鉄日本橋と南海線 今宮戎・新今宮・萩ノ茶屋・天下茶屋に限られるようです。
このため(近鉄線)河内永和から金剛への連絡乗車券は発売できません。
金剛からJR河内永和への片道乗車券です。
上記マルス券の逆経路で、経由欄は「三国天王新加美」と独特の表記です。三国ヶ丘・天王寺・新加美と経由駅を表しています。運賃は同じく630円です。
南海電鉄の窓口出札端末は連絡範囲全駅が発券できるかどうかは不明ですが、JRへの連絡乗車券も発券できます。
「当社線内は自動改札機をご利用下さい」という表記が気になるところです。連絡会社線の自動改札機には対応していないのでしょうか?
三国ヶ丘を接続駅とするJR西日本と南海電気鉄道の連絡範囲は以下の通りです。
JR西日本:東海道本線 京都〜神戸間(※)、おおさか東線、福知山線 塚口〜新三田間、関西本線、桜井線、片町線、和歌山線、阪和線、関西空港線、紀勢本線
南海電気鉄道:南海本線 難波・新今宮・天下茶屋・住吉大社・住ノ江、高野線 住吉東・浅香山〜初芝間・北野田・大阪狭山市・金剛・河内長野・橋本、鋼索線 高野山
(※)京都市内、大阪市内、神戸市内の各駅を含む。
かつては山陽本線 姫路・岡山や草津線、奈良線も連絡範囲でしたが、近年縮小されました。
2008年のおおさか東線開業以降、同線が関西圏の会社線と連絡運輸を行っているか不明でしたが、現行の規定では京阪電気鉄道・阪急電鉄・阪神電気鉄道・南海電気鉄道との間で連絡運輸を行っています。