秋田内陸縦貫鉄道の連絡乗車券(角館接続)

鷹巣から秋田への片道乗車券です。
秋田内陸縦貫鉄道の特別補充券で発売されました。


鷹巣※(秋田内陸線)角館(田沢湖線)大曲(奥羽本線)秋田の経路で、角館接続の秋田内陸縦貫鉄道JR東日本の連絡乗車券です。
秋田内陸縦貫鉄道は「鷹巣」、JR東日本は「鷹ノ巣」です。
現在は角館接続の連絡運輸は廃止されており、このような連絡乗車券は発売できません。

2014年4月の消費税増税前の乗車券ですので秋田内陸線94.2km 1620円、JR線68.5km 1280円で合計162.7km 2900円です。
大人2名で購入していますので、発売額は5800円です。片道100kmを超えており、2日間有効で社線区間を含め途中下車可能でした。現在の運賃は秋田内陸線1670円、JR線1320円で2990円です。

鷹ノ巣から秋田へは奥羽本線普通列車で1時間半、特急で1時間程度、運賃は1490円(当時は1450円)です。
秋田内陸線経由では概ね3時間で運賃・所要時間とも約2倍です。鷹巣からではあまり意味の無い区間ではありますが、当時の規定ではこのような連絡乗車券も発売可能でした。
当時の秋田内陸縦貫鉄道は出札窓口に端末がなく、券売機または硬券・補充券での発売、もしくは車内で現金支払いでした。鷹巣→秋田(角館経由)はやはり硬券の設備がなかったようで補充券での発売でした。


角館から秋田へのスーパーこまち号特定特急券(立席)です。角館からは秋田新幹線を利用しました。
秋田新幹線は在来線区間においても全車指定席ですが、特定特急券(立席)で普通車指定席の空席を利用できます。


当時の秋田新幹線E3系からE6系へ置き換わる過渡期でした。E6系使用列車はスーパーこまち号の愛称で運転され、大宮〜盛岡間においてはE3系のこまち号より高い特急料金となっていました。
スーパーこまち号は2013年3月16日から2014年3月14日までの1年間限定の列車名でした。



2017年3月3日までの連絡運輸範囲は以下の通りです。角館接続、鷹ノ巣鷹巣接続とも連絡範囲は同じです。
JR東日本東北本線 盛岡、田沢湖線 田沢湖北大曲間、奥羽本線 横手・大曲・秋田〜弘前間・青森、五能線 能代
秋田内陸縦貫鉄道:各駅

2017年3月4日以降の連絡範囲は以下のとおりです。角館接続の連絡運輸は廃止され、鷹ノ巣鷹巣接続のみとなりました。JR側の連絡範囲も接続駅周辺の秋田県青森県内の駅のみに縮小されています。
JR東日本奥羽本線 秋田〜弘前間、青森、五能線 能代
秋田内陸縦貫鉄道:各駅