指定席券売機で購入できる連絡乗車券

早川から緑町への片道乗車券です。


JR東日本伊豆箱根鉄道の連絡乗車券です。
発行箇所は「立川駅MV1」とあります。指定席券売機で購入したものです。

伊豆箱根鉄道駿豆線にはJR線直通特急(社線内は快速扱い)が運転されているためか、マルスシステムに運賃が登録され指定席券売機でも連絡乗車券が購入できます。
大雄山線は他社との直通運転はないのですが、同じ伊豆箱根鉄道であるためかこちらも運賃が登録され、指定席券売機で購入できます。

経路は早川(東海道本線)小田原(大雄山線)緑町、JR線2.1km 140円、伊豆箱根鉄道線0.4km 130円で2.5km 270円です。乗継割引は設定されていません。
指定席券売機の乗車券メニューで購入できる連絡乗車券は第三セクター線がほとんどで、運賃は割高な傾向があります。270円というのは、指定席券売機で購入できる連絡乗車券としては最も安価な区間ではないでしょうか。
現在は消費税増税により運賃が改定され、JR線140円(変更なし)、伊豆箱根鉄道線140円の280円となっています。同区間ICカード乗車券も利用できますが、JR線144円、伊豆箱根鉄道線140円の284円とかえって高額となってしまいます。

金額入力となるものを含めると、最も安価な連絡乗車券はJR西日本(電車特定区間)〜近畿日本鉄道京阪電気鉄道南海電気鉄道の乗継割引適用区間の120+150-20=250円、JR東日本(電車特定区間)〜東京急行電鉄(菊名接続)・京王電鉄(分倍河原接続)の乗継割引適用区間の140+130-20=250円となると思われます。なお、関東地区はIC運賃の場合133+124-20=237円となり、関西地区よりも安価です。


小田原を接続駅とするJRと伊豆箱根鉄道の連絡範囲は以下のとおりです。
JR東日本東海道本線(※)、横須賀線伊東線
JR東海東海道本線(東海道新幹線) 東京・新横浜・小田原・熱海〜名古屋(市内)間・尾張一宮・岐阜・米原・京都・新大阪、御殿場線身延線
JR西日本東海道本線 京都(市内)・大阪(市内)
伊豆箱根鉄道大雄山線 緑町・井細田・五百羅漢・穴部・飯田岡・相模沼田・塚原・和田河原富士フイルム前大雄山
※東京都区内・横浜市内の各駅を含む。

伊豆箱根鉄道側は岩原を除く各駅が連絡範囲です。連絡運輸において無人駅は社線側の連絡範囲から除外される場合が多いですが、同線は岩原以外の無人駅は連絡範囲に含まれます。なぜ岩原だけが除外されているのかは分かりません。