鹿島臨海鉄道の手回り品切符・連絡乗車券・入場券

大洗から水戸への手回り品切符です。
鹿島臨海鉄道の地図式の補充券により発売されました。

過去の記事で触れたとおり、鹿島臨海鉄道には手回り品の制度があります。
その際「POS端末で発券できる」と書きましたが、2011年春のPOS端末改修に伴い発券できなくなったとのことで、補充券での発売となりました。料金は券面入鋏のとおり270円です。
この地図式の補充券は鹿島サッカースタジアム駅臨時営業日に乗車券の代用として使用されるのが有名ですが、このように大洗駅での購入も可能です。

POS端末で発券されていた頃は「大洗 →   」のように着駅の印字がない乗車券のような様式でしたが、補充券の場合は発着駅に入鋏されます。
やはりというか発売実績はほとんど無いようです。



長者ヶ浜潮騒はまなす公園前から鹿島神宮への片道乗車券です。
鹿島サッカースタジアムを接続駅とする鹿島臨海鉄道からJR東日本への連絡乗車券です。

鹿島臨海鉄道210円(4.6km)、JR東日本180円(3.2km)の合計380円(7.8km)です。

鹿島臨海鉄道のPOS端末は、連絡乗車券の場合は発着駅上に会社名を、経由欄に接続駅を印字します。発駅名が長いため、2段に分かち書きされています。
同社線内発となる乗車券は連絡乗車券を含め1日間有効で途中下車できませんので「発売当日限り有効/下車前途無効」も印字されます。
マルス券サイズの大きな乗車券ですが、文字の詰まり方が興味深い様式です。

大洗駅ではこのように他駅発となる乗車券も発売頂けました。長い駅名どうしということで長者ヶ浜潮騒はまなす公園前から鹿島サッカースタジアムまでで購入したかったのですが、購入日は残念ながら非営業日で発売できないとのことでした。
鹿島サッカースタジアム非営業日に、例えば青春18きっぷと併用して鹿島サッカースタジアムをまたいで利用したい場合はどのような乗車券が発売されるのでしょうか。乗車券を発売せず、大洗から鹿島サッカースタジアムの運賃に相当する1060円を車内で支払うようになるのでしょうか。



大洗駅硬券入場券です。日付はスタンプ印です。
現在は購入時にキャラクター印を月替りで押印頂けるのですが、2012年10月に購入した時点では特に押印はありませんでした。平成24年10月20日の時点では券番号は0588でした。

平成25年5月1日に購入した入場券です。券番号は4834です。微妙にですが、書体等が変わっているように見えます。
6ヶ月間で4246枚を発売したことになります。

平成25年6月15日に購入した入場券です。券番号は6222まで進んでいます。
5月からの1ヶ月半で1388枚が発売された計算です。


概ね月あたり700枚、1日平均23枚発売されていることになります。
鹿島臨海鉄道は乗車人員等のデータを公表していないのですが、国土交通省2008年の資料では大洗駅の1日あたりの乗降客数は2307人とあります。
単純計算で50人に1人の割合で購入される入場券というのは、なかなか珍しいのではないでしょうか。