東急渋谷から東急渋谷への片道乗車券

渋谷から渋谷への片道乗車券です。東京急行電鉄の特別補充券で発売頂きました。
過去に購入したものと同じく営業キロ20.5km、運賃は260円です。


かつて東急の渋谷駅は東横線田園都市線で改札が分かれていましたが、2013年3月のダイヤ改正東横線はホームを移転し、副都心線との直通運転を開始するとともに田園都市線改札内でつながるようになりました。

直通運転開始に合わせ東京急行電鉄株式会社 旅客営業規則が改定され、第70条において渋谷〜自由が丘〜二子玉川〜渋谷を最短経路で運賃計算するよう改められましたが、渋谷から渋谷への一周乗車券については引き続き発売可能です。

東横線田園都市線の改札がわかれていた頃の発着駅は「(東)渋谷」「(田)渋谷」のように区別されていましたが、今回はどちらも「東急渋谷」と記入されています。発行箇所の小印と無効印も「東急渋谷」です。他社の渋谷駅と区別するためにもこのような表記にしたのでしょうか。

第70条は「経路の指定を行わない」とあるため、経由欄の記入は不要にも思われますが経由に「東横線」とあります。
渋谷から渋谷への経路としては、以下の2通りが考えられます。
(1)渋谷(東横線)自由が丘(大井町線)二子玉川(田園都市線)渋谷
(2)渋谷(田園都市線)二子玉川(大井町線)自由が丘(東横線)渋谷

東横線」のみが経由に記入されるというのは、最初に東横線を経由するという意図なのでしょうか。もちろんこの乗車券で最初に田園都市線を経由するような経路の乗車も可能です。

(旅客運賃の特例)
第70条 第67条の規定にかかわらず、旅客が次に掲げる図の太線区間内にある駅発または着もしくは通過となる場合の普通旅客運賃または回数旅客運賃は、太線区間内の最も短いキロ程によって計算する。この場合、太線内は、経路の指定を行わない。

(太線区間:渋谷−自由が丘−二子玉川−渋谷間と、自由が丘−旗の台−蒲田−多摩川−自由が丘間及び内側)