平成25年3月13日の北千住から宮前平への片道の連絡乗車券です。
経路は以下のとおりです。
北千住(常磐線)日暮里(東北本線)秋葉原(総武本線)御茶ノ水(中央本線)代々木(山手線)渋谷(東横線)自由が丘(大井町線)二子玉川(田園都市線)宮前平
JR線が19.6km(290円)、東急線が16.4km(240円)で合計530円です。
3月15日まで渋谷接続の田園都市線は、東横線 自由が丘経由のみ発売対象でした。田園都市線の前身である新玉川線時代から連絡運輸は行なっていなかったようです。
3月15日までの渋谷接続のJRと東京急行電鉄の連絡範囲は以下のとおりでした。
JR東日本:東海道本線(※)、南武線、武蔵野線、横浜線、横須賀線、相模線、伊東線、中央本線 吉祥寺〜甲府間、青梅線、五日市線、東北本線 川口〜宇都宮間・戸田公園〜北与野間、常磐線 松戸〜水戸間、川越線、高崎線、両毛線、総武本線、京葉線、外房線、内房線、成田線
東京急行電鉄:東横線、目黒線、多摩川線、大井町線、田園都市線 二子玉川〜中央林間間(自由が丘経由に限る)、池上線 旗の台〜蒲田間
※東京都区内・横浜市内の各駅を含む。
上記の通り、池尻大橋・三軒茶屋・駒沢大学・桜新町・用賀は連絡運輸の範囲外であるため、発売できませんでした。
代々木・原宿・恵比寿(渋谷接続)池尻大橋・三軒茶屋に限っては、乗継割引が設定されているため連絡運輸が行われています。
ところで3月16日のダイヤ改正により、東横線と田園都市線の渋谷駅は同一構内となりました。
同時に東京急行電鉄 旅客営業規則が改定され、渋谷〜二子玉川〜自由が丘〜渋谷間発着及び通過の場合は最安運賃となるよう改められました。
(旅客運賃の特例)
第70条 第67条の規定にかかわらず、旅客が次に掲げる図の太線区間内にある駅発または着もしくは通過となる場合の普通旅客運賃または回数旅客運賃は、太線区間内の最も短いキロ程によって計算する。この場合、太線内は、経路の指定を行わない。(太線区間:渋谷−自由が丘−二子玉川−渋谷間と、自由が丘−旗の台−蒲田−多摩川−自由が丘間及び内側)
2013年3月16日より太線部分が追加。
これにより渋谷→宮前平間の運賃は以下のようになっています。
3月15日まで:
田園都市線 渋谷→宮前平(田園都市線経由) 14.7km、210円
東横線 渋谷→宮前平(東横線・自由が丘経由) 16.4km、240円
3月16日から:
渋谷→宮前平 14.7km、210円
この東京急行電鉄側の運賃制度の変更に合わせ、東日本旅客鉄道株式会社 旅客連絡運輸取扱基準規程別表も3月16日に改訂が行われました。
具体的には、今まで普通乗車券として発売していなかった渋谷接続の田園都市線 駒沢大学〜用賀間各駅の運賃が追加され、二子玉川以遠の運賃・営業キロが用賀経由の最短経路のものに改定されました。
平成25年3月17日の品川から宮前平への片道の連絡乗車券です。
経路は以下のとおりです。
品川(山手線)渋谷(田園都市線)宮前平
前述のとおり、東急線内の運賃は最安運賃となる田園都市線経由で計算されます。
運賃はJR線が7.2km 160円、東急線が14.7km 210円で合計370円となります。
この乗車券で東横線・自由が丘・大井町線経由で乗車することも可能です。
今まで、田園都市線へのJRからの連絡乗車券の発売は二子玉川〜中央林間と、乗継割引のある池尻大橋・三軒茶屋に限られていました。
すなわち駒沢大学・桜新町・用賀がJRからの連絡乗車券の着駅にはなり得なかったのですが、3月16日からは可能となりました。
平成25年3月17日の品川から駒沢大学への片道の連絡乗車券です。
定期乗車券においては、渋谷接続の田園都市線各駅が既に連絡範囲でしたので「駒沢大学」という駅名自体はマルスシステムに登録されています。
経路は以下のとおりです。
品川(山手線)渋谷(田園都市線)駒沢大学
運賃はJR線が7.2km 160円、東急線が4.8km 150円で合計310円となります。