本庄早稲田から本庄早稲田への乗車券

本庄早稲田駅発行の本庄早稲田から本庄早稲田への片道乗車券です。

この乗車券の経路は以下のとおりです。
本庄早稲田(上越新幹線)高崎(高崎線)熊谷(上越新幹線)本庄早稲田

営業キロは80.6km、運賃は1450円となります。片道100kmを超えていませんので有効期間は1日で下車前途無効となります。


高崎線上越新幹線は、東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則第16条の2第1項第3号の規定により同一の路線として扱われます。
このため、本来はこのような在来線と新幹線を経由するような乗車券は片道乗車券として成立しません。

ただし上記には例外もあり、新幹線単独駅の前後の区間については、新幹線と在来線を別の路線として扱うことが規定されています。熊谷〜高崎間は同条第2項第12号の規定に従い、在来線と新幹線が別線扱いとなるため、上記の乗車券が発売できます。

東海道本線(新幹線)、山陽本線(新幹線)、東北本線(新幹線)、高崎線(新幹線)、上越線(新幹線)、信越本線(新幹線)及び鹿児島本線(新幹線)に対する取扱い)
第16条の2 次の各号の左欄に掲げる線区と当該右欄に掲げる線区とは、同一の線路としての取扱いをする。
(3)高崎線上越線及び信越本線 / 高崎線 (新幹線)、上越線(新幹線)及び信越本線(新幹線)

2 前項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる区間内の駅([中略]、熊谷、高崎、[中略]の各駅を除く。)を発駅若しくは着駅又は接続駅とする場合は、線路が異なるものとして旅客の取扱いをする。
(12)熊谷・高崎間

新幹線と在来線を別線として扱うのは、新幹線単独駅のある区間でその両端を除く駅を発着または接続駅とする場合です。
このため熊谷→熊谷 経由:熊谷(上越新幹線)高崎(高崎線)熊谷や、大宮→熊谷 経由:大宮(上越新幹線)高崎(高崎線)熊谷などは両端駅が発駅・着駅であるため、片道乗車券として成立し得ないことになります。このような場合は大宮〜熊谷間の往復乗車券が発売されることとなります。

この乗車券の発券で本庄早稲田駅の出札の方は、マルス端末へ経路を経由線名で入力していました。
経由線名「シヨシ→タカタカ→タカサ→タカクマ→シヨシ」

発行駅・発駅・着駅が本庄早稲田、入場印字に本庄早稲(田)、経由に本(庄)早稲田が2つ、無効印も本庄早稲田と合計7つの本庄早稲田が集まった本庄早稲田だらけの乗車券です。同じ駅名の印字としてはこれが最大数ではないでしょうか。
このように新幹線と在来線を別線として扱う区間は全国に16箇所あります。いずれの区間でも、あまり意味はありませんがこのような一周乗車券が発売可能です。