京王電鉄からJR東日本への連絡乗車券

明大前から新府への連絡乗車券です。京王線とJR線を高尾で乗り継いでいます。
特別補充券により発売されました。


経由欄には「○京高尾・中央本線」とあります。接続駅なので京王電鉄と他社の駅があるのは当然といえば当然ですが、接続駅名に「○京」が付与されています。

京王電鉄JR東日本と広範な連絡運輸を行なっていますが、自動券売機で発売しているのは利用の多い接続駅・区間に限られます。
明大前の場合ですと、吉祥寺・新宿・渋谷を接続駅とする連絡乗車券のみを発売し、発売範囲も接続駅から特定の金額までに限られています。

京王電鉄は自社線の近距離や自動券売機で発売している区間を特別補充券を行うことは殆ど無く、いわゆる趣味的な発売には厳しいと聞きます。特別補充券の存在意義からすれば当然ではあります。
ただし今回のように連絡運輸上発売可能であり、自動券売機で発売しておらず、有効期間の関係上接続駅での買い直しもできない場合は特別補充券での購入が可能です。正規要件とでも言うのでしょうか。
「(甲)旅客」という言い回しや、地紋の「KEIO」などに特徴があります。


乗車経路は以下のとおりです。
明大前(京王線)北野(高尾線)高尾(中央本線)新府

京王電鉄:明大前〜高尾 37.8km(350円)
JR東日本:高尾〜新府 98.1km(1620円)
合計135.9km、運賃は1970円です。


新府駅は東京近郊区間の西端である韮崎駅の一つ隣駅で、新府駅着とすることで大都市近郊区間内相互発着の乗車券ではなくなります。
また合計で営業キロが100キロを超過することから、有効期間は2日間となり途中下車が可能となります。
JR線単独では100キロを超えていないことから、高尾で買い直しとすると京王線・JR線とも有効期間1日、下車前途無効となります。
このため途中下車をする予定であれば、連絡乗車券をあらかじめ購入する必要があります。購入駅で、途中下車をしたいので連絡乗車券が必要となる旨を申し出ると発売に応じて頂けました。
京王線の幾つかの駅で途中下車を申し出ましたが、記事欄に「途中下車可」(※)と記入頂いたお陰かどの駅でも止められることはありませんでした。
なお、京王電鉄の各駅には途中下車印は設置されていないとのことです。自社線内完結の乗車券では距離によらず下車前途無効、途中下車ができるようになるのがJR線との長距離の連絡乗車券という限られた状況ですので、設置する意味は薄いとの判断なのでしょう。

※細かい話ですが、「途中下車可/不可」という言い回しは各社駅員の方から当ブログ、他サイトを含めよく使われる言い回しでありますが、たとえ数駅の近距離の乗車券であっても「途中下車不可」という乗車券は普通は存在しません。近距離の乗車券の制約は「下車前途無効」です。一度降りたらそれ以降は無効となる、という意味です。記事欄の「途中下車可」はわかりやすくて良いと思いますが、規則上は言われるまでもなく途中下車は可能ですので、奇妙なことになっています。


高尾を接続駅とする京王電鉄からJR東日本への連絡範囲は以下のとおりです。
京王電鉄京王線 明大前〜京王八王子競馬場線動物園線高尾線相模原線 京王多摩川井の頭線 神泉〜明大前間
JR東日本東海道本線(※)、南武線武蔵野線横浜線横須賀線、相模線、伊東線中央本線 吉祥寺〜小淵沢間、青梅線五日市線八高線東北本線 川口〜宇都宮間・戸田公園〜北与野間、常磐線 松戸〜水戸間、川越線高崎線両毛線水戸線総武本線京葉線外房線内房線成田線
※東京都区内、横浜市内の各駅を含む

京王線は、全線が高尾接続のJR線連絡運輸対象ですので下記の記述は誤りです。
京王線の連絡範囲のうち(京王線)新宿〜代田橋間は連絡範囲から除外されています。
なぜ除外されているのかはわかりませんが、新宿〜代田橋間から高尾接続でJR線への連絡乗車券は発売できません。

なお、JR線への連絡範囲は、並行するJR東日本の新幹線と中央本線 新府〜小淵沢を除くと全て大都市近郊区間内の駅です。
このため制度上の発売範囲は上記の通りですが、合計の営業キロが100キロを超過しない場合や大都市近郊区間内の駅への連絡乗車券については有効期間が1日となり途中下車も出来ません。連絡乗車券とする意味がなく、京王電鉄での発売は断られるものと思われます。