JR線から名鉄線への連絡乗車券

浜松駅発行の浜松から国府(こう)への片道乗車券です。

経路は以下のとおりです。
浜松(東海道本線)豊橋(名古屋本線)国府

着駅は「こう」です。知らないと読めない駅ではありますが、国府津(こうづ)と同じ読みです。
豊橋でJR線と名鉄線を乗り継いでいます。なお2012年4月21日からのTOICA/manaca相互利用開始を機に、JR東海名古屋鉄道の連絡運輸は2012年4月20日をもって廃止されました。

運賃はJR東海が650円(36.5km)、名古屋鉄道が290円(9.6km)で合計940円となります。名鉄線の運賃はマルスシステムに登録されているので85mm券での発券が可能です。経由欄にも「名鉄線」と印字されています。

かつてJR(国鉄)と名古屋鉄道は広範な連絡運輸を行っていましたが年々縮小され、近年は豊橋を接続駅とするごく限られた範囲のみ行っていました。そんな中、名古屋鉄道から普通乗車券(片道・往復)、団体乗車券の発売を終了すると発表されました。
JR東海もウェブサイト上での発表はありませんが、連絡範囲の駅には掲出されていました。JRとの普通乗車券の連絡運輸を全廃する初の大手私鉄ということになります。


二川駅発行の二川から伊奈への往復乗車券です。
JR東海名古屋鉄道の連絡運輸は往復乗車券も扱っていました。



経路は二川(東海道本線)豊橋(名古屋本線)伊奈です。
片道運賃はJR東海が190円(6.9km)、名古屋鉄道が220円(5.0km)で合計410円、往復なので2倍の820円となります。

二川・伊奈は共に豊橋の隣駅ではありますが、乗継割引の設定はありません。前述のとおり4月20日JR東海名古屋鉄道の連絡運輸は廃止されましたが、往復乗車券は2日間有効ですので、連絡運輸廃止後の4月21日にこの乗車券で往復することが可能です。

これは東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則第5条第2項の規定によるものです。
きっぷ類の購入後に制度が変更となっても、契約の成立時(=きっぷ類購入時)の規定が有効と定められています。

(契約の成立時期及び適用規定)
第5条 旅客の運送等の契約は、その成立について別段の意思表示があつた場合を除き、旅客等が所定の運賃・料金を支払い、乗車券類等その契約に関する証票の交付を受けた時に成立する。
2 前項の規定によって契約の成立した時以後における取扱いは、別段の定めをしない限り、すべてその契約の成立した時の規定によるものとする。

4月21日にJR線〜名鉄線を連絡する唯一の乗車券となりますが、この乗車券を払い戻しや名鉄線で乗り越しをした場合は……どうなるのでしょうか。


JR東海名古屋鉄道の連絡運輸範囲は豊橋を接続駅とする以下の範囲のみです。上述のとおり、この連絡運輸は2012年4月20日で廃止されました。

JR東海東海道本線 浜松〜二川間、飯田線 船町〜本長篠
名古屋鉄道名古屋本線 伊奈・国府・本宿・美合・東岡崎・新安城知立・鳴海