JR東日本から相模鉄道への往復連絡乗車券

桜木町から平沼橋への往復乗車券です。
昨日ご紹介した相模鉄道発行の往復乗車券の逆経路です。



経路は桜木町(根岸線)横浜(相鉄本線)平沼橋です。
片道乗車券の場合はJRで購入しても乗継割引10円は適用されるので、JR線130円と相鉄線140円の合計から10円を引き260円となります。ただし、往復乗車券の場合は上記の通り発売額540円となっています。

これは誤発券ではなく、JR東日本の東京地区では乗継割引の適用を片道乗車券に限定しているためです。このため無割引の合計運賃である270円の2倍で540円となります。
相模鉄道では往復乗車券の発売額は割引後の片道運賃の2倍で520円となりますので、同じ効力の乗車券でも購入する会社により運賃が異なることになります。どちらも制度にあった正当な運賃ではあるのですが……。

なお120mm券で発券されており、券面右下には「額」の印字があります。これは会社線側の運賃を手入力した「金額入力(額入)」という操作により発売された乗車券です。

相模鉄道は一部の駅の運賃がマルスシステムに登録されているのですが、平沼橋は登録されていませんので額入で発売となります。
横浜からの場合ですと、平沼橋・西横浜はマルスシステムに運賃が登録されていませんが、天王町は登録されています。
なお横浜〜平沼橋・西横浜・天王町間は、各駅とも運賃140円で同額です。おそらく接続駅から同額となる駅のうち、最も遠い駅の運賃のみが登録されているものと思われます。