オレンジカードの購入

JR東日本 立川駅で購入した1000円のオレンジカードです。
券面には同社のジョイフルトレイン「華」がデザインされています。

オレンジカードとは自動券売機できっぷ類に交換できるプリペイドカードの一種で、国鉄時代に導入されました。最近はSuicaICカードの普及に伴いほとんど見かけることは無いのですが、今もなおJR6社で発売され、使用できます。

なおJR東日本においては2012年3月31日をもって首都圏での発売を全面的に終了し、青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島・新潟・長野の8県24駅のみに発売が縮小されると昨年12月に発表(PDF)がありました。


明細に何と印字されるか興味があったのでクレジットカードで購入してきました。
オレンジカード購入のクレジット決済明細です。


オレンジカードは金券であり、JR各社でもクレジットカードでの購入はできないのですが、JR東日本においてはビューカード決済の場合に限りクレジットカードで購入できます。クレジットカードご利用票に「商品名:オレンジカード」が印字されるのは稀有な例といえるでしょう。

なお、券面中央に印字されている(H)は決済額1000円を手入力でマルスシステムに指定した場合に付与されます。
オレンジカードマルスシステムで発券されるわけではないので、必然的に金額は手入力となります。通常のきっぷ類の場合でも決済額が手入力の場合は(H)が印字されます。HandのHでしょうか。

「払戻しはJR東日本の取扱箇所のみでいたします。変更や払戻しの方法等に制限があります。」
クレジットカードによりきっぷ類を購入すると上記の通り払い戻しや変更に制限のある旨が記載されますが、そもそもオレンジカードの払戻し(返品?)は東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則第306条の6第2項の規定により不可能です。
このためオレンジカード購入に限っては、クレジットカードご利用票の記述は正しくない案内となっています。

(再発行及び払いもどし)

第306条の6 旅客は、オレンジカードの紛失等による再発行の請求をすることはできてない。
2 旅客は、使用開始前又は使用開始後のいずれであつてもオレンジカードの払いもどしを請求することはできない。