三陸鉄道の乗車券

三陸鉄道では東日本大震災で被災し運休となっている区間を含め、乗車券や入場券の通販を行なっています。この度購入したものが届きましたのでご紹介します。

通販で取り扱っているきっぷ類は三陸鉄道のウェブサイトで公開されています。


宮古発、一の渡行きの片道乗車券です。車内用特別補充券で発行されています。
正規の運賃は300円ですが、現在三陸鉄道では臨時割引運賃が定められており、運賃は200円です。
JRへの連絡乗車券も発行できるようで青森、仙台市内、東京都区内など非常に広い範囲で発売できます。

ただし、JR東日本から青い森鉄道に移管された旧東北本線浅虫温泉、野辺地、三沢が含まれており、券面範囲ならどこでも発売できるかどうかは不明です。またJR線については印刷されていない駅もあります。
なお八戸から下に進み、豊間根陸中山田、上に進み上鹿折鹿折唐桑、一ノ関という配置は、八戸線北リアス線〜山田線〜南リアス線大船渡線のルートと一致します。
太枠内は三陸鉄道の自社内を示しています。経由欄も含め、意外と考えられている配置です。

細かな点では小石浜駅恋し浜駅に2009年に改称されていますが、元の駅名のままです。乗車券としてはそのまま使用しても問題ないのでしょう。
一の渡〜宮古間に山口団地駅が2010年に開業しましたが、記載がないため山口団地発着の乗車券は車内用特別補充券での発売ができません。そのようなときは、次にご紹介する出札補充券で発売します。


宮古発、山口団地行きの片道乗車券です。出札補充券での発行です。
正規の運賃は150円ですが、現在は券面の通り臨時割引運賃100円となっています。


通販で販売している車内用特別補充券、出札補充券は上記の区間のみとなります。これ以外の区間は現地での発売です。
この他に在庫分のみですが硬券の乗車券・入場券の発売も行なっています。

なお、三陸鉄道北リアス線宮古〜小本間、陸中野田〜久慈間で運転を行なっています。今回購入した乗車券は、全て実際に使用できる区間のものです。
乗車券に同封されていた便箋によると平成26年の全線復旧を目指しているとのことです。微々たる額ではありますが、今回の購入した乗車券類が復興の支援となることを願う次第です。


三陸鉄道からJR東日本への連絡範囲は、確認できていません。
なおJR東日本から三陸鉄道への連絡範囲は以下のとおりです。三陸鉄道からの連絡範囲に一致するとは限りませんのでご承知おきください。
JR東日本東北本線 東京※・仙台※・油島〜盛岡間、気仙沼線 本吉〜不動の沢間、大船渡線北上線 柳原〜矢美津間、釜石線田沢湖線 大釜〜赤渕間、山田線、岩泉線八戸線
三陸鉄道北リアス線南リアス線各駅
※東京都区内、仙台市内の各駅を含む

南リアス線北リアス線の通過連絡運輸、JR線-南リアス線-山田線 釜石〜宮古間-北リアス線-JR線という2線の通過連絡運輸も行われています。