三種類の一葉券

桜木町から西国分寺までの臨時急行列車、横浜ベイエリア号の乗車券・急行券・指定席券です。

このきっぷは過去に何度かご紹介している運賃加算を行ったものですが、券面印字のとおり三種類のきっぷが1枚になっています。急行横浜ベイエリア号は全車指定席のため急行券と指定席券が必要となり、これに乗車券が追加された形となります。
このような3種類のきっぷが1枚となる例は、他には「乗車券・特急券・グリーン券」「乗車券・急行券・寝台券」などがあります。

この列車は、桜木町(東海道本線貨物支線、通称 高島線)東高島・鶴見(武蔵野線貨物線、通称 武蔵野南線)新鶴見信号場・梶ヶ谷貨物ターミナル・府中本町(武蔵野線)西国分寺とほぼ貨物線を経由しますが、運賃・料金計算上は桜木町(根岸線)横浜(東海道本線)川崎(南武線)府中本町(武蔵野線)西国分寺を経由したとして計算されます。これは、上記貨物線にJR東日本営業キロが設定されていないための措置です。
現在は桜木町(根岸線)横浜(東海道本線)鶴見(横須賀線)武蔵小杉(南武線)府中本町(武蔵野線)西国分寺を経由したとして計算されますが、この列車に乗車した当時は横須賀線 武蔵小杉駅が未開業(平成22年3月開業)であったためやや遠回りな川崎経由で計算しています。
桜木町〜西国分寺間を東海道線南武線武蔵野線経由とした場合は44.4km、東海道線横須賀線南武線武蔵野線経由とした場合は41.2kmです。この区間に限っては運賃・急行料金ともどちらでも同額です。

なお、東海道線のうち東京〜熱海間に含まれる横浜〜川崎間を経由しているため、新幹線・在来線を区別する記号が印字されます。
通常「□□□□・・・・・・・・」のように4個セットが3組の12文字で印字されますが、乗車券と料金券の一葉券では印字スペースの関係か「□□□・・・・・・」と3個セット3組の9文字で印字されます。