渋谷駅 玉川改札横の窓口で購入した入場券

渋谷駅の山手線外回りホームにある玉川改札に向かって左手側にあったみどりの窓口で購入した入場券です。
渋谷駅玉川改札は山手線で唯一、改札からホームまで段差のない改札口です。そこに至るまで上下移動が必要なので結局は同じ事ではありますが。
この窓口は2011年10月31日で営業を終了しました。渋谷駅には他にもみどりの窓口があるので、マルス券での入場券が購入できないということはないですが、窓口閉鎖ということで購入してきました。


券面は前回ご紹介した入場券と同じ体裁です。現金で購入しましたのでクレジットカードに関する印字はありません。

券番号をご覧ください。90020-01となっています。
前回の記事では、下4桁を7で割った余りが先頭桁に付与されると書きました。20を7で割ると2あまり6なので60020-01となるはずですが、そうなっていません。
そもそも7で割って余りが9には成り得ません。どういうことなのでしょうか。

これはマルス端末のローカル機能を使用しての発券です。
マルス端末は通常マルスシステムとオンラインで接続されていますが、マルスシステムの故障、回線の不調、その他の要因によりマルス端末単体で発券することが可能です。
ローカル運用時は券番号も独自の番号が付与されます。前5桁の下4桁が通し番号であるのは同じですが、先頭桁のチェックデジットは3で割った余りに7を加えたものとなります。20を3出割ると6余り2ですので7を加えた9が先頭桁に付与され、90020-01となります。
なおローカル運用時は発売できるきっぷ類がかなり制限されます。今回のように入場券は発売できますが、指定席に関連するものは一切発売できません。払い戻しもできません。乗車券に関しては、基本的に不可ですがマルス端末のローカル口座ファイルで保持している(要は一部の)区間のみ発売可能です。

なぜ渋谷駅玉川改札のみどりの窓口がローカル機能で運用されていたのかは不明です。また、ローカル運用時に発券されたきっぷ類の実物も初めて見ました。