南千住駅の入場券

南千住駅みどりの窓口で購入した入場券です。
なお南千住駅みどりの窓口は2011年8月31日をもって営業を終了しました。

現在は窓口は閉鎖され、窓口の横にMV30型指定席券売機が設置されています。指定席券売機には入場券の口座が設定されておらず近距離券売機のみで発売しています。このためマルス券での南千住駅の入場券は現在では購入できないことになります。


券面を見てみます。

券面左上に[東C]とあります。JR東日本の窓口においてビューカードで購入した場合に印字されます。券面中央下にある「R008」はクレジットカードで購入したきっぷ類に付与され、払い戻しの際に必要となります。購入金額と使用したクレジットカード、Rの番号が一致していないと払い戻しできません。入場券の場合はまず払い戻しすることはありませんが、クレジットカードで購入すると印字されます。

右下には発売時刻です。JR東日本の入場券は券面記載の通り、発売時刻から2時間以内有効となっています。一部私鉄には入場時刻から2時間となっているところもあります。
なお鉄道駅の入場券は2時間以内の時間制限ありとなっているところが多いですが、最初に始めたのはJR東日本で平成4年4月に遡ります。
現在JRの入場券は時刻表の後ろの方のページにも記載があるとおり、JR東日本・東海・西日本の入場券を発売している全駅とJR北海道の自動改札機設置駅、JR九州小倉駅博多駅で2時間の時間制限が設けられています。
逆に言うと上記以外の駅では特に時間制限はありません。例えば博多を除く九州新幹線の各駅では「2時間以内」の印字のない入場券を発売しており、時間の制限なく新幹線ホームへの立ち入りが可能です。


左下の00070-01は券番号です。
ハイフンで区切られた前5桁のうち下4桁がマルス端末で発券したきっぷ類の通し番号となります。今回の場合下4桁が0070ですので70番目に発券されたものとなります。
先頭桁はチェックデジットです。下4桁の番号を7で割った余りを付与します。70を7で割ると10余り0ですので0と0070で00070となります。
ハイフンの後ろ2桁は枝番号です。一回の操作で発券された枚数ごとに+1されます。今回は入場券1枚だけですので-01です。乗車券と特急券を購入して2枚になった場合は-01と-02、11枚綴りの回数券を購入した場合は表紙の1枚を含めた12枚で-01から-12となります。なおクレジットカードで購入すると駅控え-02と旅客控え-03の2枚、合計3枚が一度に発券されます。

このため00001-01という番号は存在せず10001-01が先頭の券番号となりますが、1枚目はマルス端末の係員登録作業に使われることから20002-01が実質的に1枚目の券番号となります。
枝番号のほうは回数券を複数セット一度に買えば増やせそうではありますが、どこまで増やせるのでしょうか?