京王電鉄発行の補充片道乗車券

京王電鉄 分倍河原駅発行の分倍河原発、富士行きの片道乗車券です。発売箇所の表記は(社)分倍河原駅です。
このような様式の乗車券は補充片道乗車券と呼ばれます。

経路は分倍河原(南武線)川崎(東海道本線)富士です。
営業キロは156.8km、運賃2,520円で2日間有効となります。東京近郊区間外への乗車券であるため途中下車が可能となります。

分倍河原駅はJR線としては自動券売機・精算機のみが設置される無人駅です。駅に特に表示はありませんが、自動券売機で買えないような長距離の乗車券は京王電鉄の定期券発売窓口で購入できます。ただしJRのマルスやPOS端末の設置はなく、上記の補充券に手書きで記入し発売します。

購入する区間のメモを渡すと、バインダーから何かの一覧表のようなものを参照しながら距離を計算していました。

なお、JRの窓口ではないため発売には幾つか制限があります。

  1. 分倍河原を発駅とする乗車券のみ発売する。
  2. 前売りはせず、当日の乗車券のみ発売する。
  3. 片道乗車券・往復乗車券のみ発売する。
  4. 連絡乗車券や特急券は発売しない。JR線完結の乗車券のみ発売する。

手書きの乗車券であっても、乗車券としての効力は窓口や自動券売機で購入したものとなんら変わりはありません。
なお券面右下の「M」のマークが欠けているのは改札鋏で乗車券を切った鋏痕によるものです。
京王電鉄の駅は日付入りのスタンプで入鋏としますが改札鋏も備え付けられているようで、鋏を入れて欲しい旨を伝えると入鋏して頂けました。