長い駅名の乗車券(3)

長い駅名の乗車券(2) - きっぷメモ。でもう一つの日本最長の駅名を持つ路線として南阿蘇鉄道を挙げました。
豊肥本線瀬田駅から南阿蘇鉄道への連絡乗車券で長い駅名を着駅としたものがこちらです。

瀬田〜阿蘇下田城ふれあい温泉


瀬田〜南阿蘇水の生まれる里白水高原



いずれも長い駅名ですが、残念ながらそれぞれ「阿蘇下田」「白水高原」と省略されて印字されています。
なお発駅の瀬田は、滋賀県内の東海道本線琵琶湖線)と重複するため(豊肥)が付与されます。

経由は豊肥本線・立野・南阿蘇鉄道となっています。
通常、経由の路線名は同一の駅名がない限り「線」を印字しないと以前書きましたが、今回は印字されています。豊肥駅という駅があるわけではありません。また、会社線側の路線名も通常印字されることはありませんが印字されています。
これは乗車券を発券した方法によるものです。

発行箇所は[九]博多駅POSとあります。東京都国立市にあるマルス中央装置を経由しない、駅単体で閉じた発券システムであるPOSシステムで発券するとこのように印字されます。JR九州のPOS端末はそれ単体のものもありますが、JR九州マルス端末にもPOSシステムが内蔵されています。これは博多駅みどりの窓口に設置されているマルス端末が持つPOSシステムで発券された乗車券です。
四角囲みの会社名がPOS発券した乗車券の目印となります。他社では券面左上(JR西日本では券面右上)に印字しますが、JR九州では発行箇所に印字しています。

なお南阿蘇鉄道への連絡乗車券は接続駅が立野、豊肥本線 熊本〜宮地間各駅が発売範囲です。
豊肥本線には阿蘇高原線という愛称が付けられています。時刻表にも記載されています。あまり使われていないようですが。