長い駅名の乗車券(2)

長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」行きの乗車券です。

表記上は13文字、かな書きで22文字と南阿蘇鉄道 高森線の「南阿蘇水の生まれる里白水高原」(同14文字、22文字)と並び、日本の鉄道駅で最も長い駅名です。
なお、JRの駅ではなく第三セクター鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線の駅です。

一時期は一畑電鉄 北松江線の「ルイス・C.ティファニー庭園美術館前」(同17文字、23文字)が日本最長駅名でしたが、
松江イングリッシュガーデン前」(同14文字、16文字)に改称したことにより再び日本最長となった経緯があります。

なお、鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線への乗車券は発売できる範囲が限定されています。
JRからの乗り換えは鹿島サッカースタジアムまたは水戸となります。
鹿島サッカースタジアムを接続駅とする場合、JRの発駅は東京都区内各駅、総武本線 市川〜佐倉間・銚子、成田線各駅、鹿島線各駅に限られます。
水戸を接続駅とする場合は東京都区内各駅、常磐線 松戸〜高萩間、水郡線 常陸青柳常陸大宮間・南酒出-常陸太田間、水戸線各駅です。

券面をご覧頂くと発駅が「鹿島神宮」経由が「鹿島」「鹿島サッカースタジアム」と鹿島だらけです。
なお経由の「鹿島」は鹿島線を意味します。経由の印字においては路線名と同名の駅名がない路線は「線」を印字しません(※)。
鹿島サッカースタジアム」は鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線との接続駅です。これも長い駅名ですよね。
※2017年6月14日追記:JRには鹿島線鹿島駅(常磐線)がありますが、鹿島線内に鹿島駅があるわけではないので、経由印字が「鹿島線」とはなっていません。同様の例としては山手線と山手駅(根岸線)があります。路線名と同じ駅がその路線内にある場合は「線」を印字しています。例えば根岸線には根岸駅があるため、経由欄に根岸線を印字する場合は「根岸」ではなく「根岸線」です。