環状線を一周する乗車券

環状線を一周する片道乗車券を取り上げます。


東京発東京行きの乗車券です。460円であることから東京〜品川〜新宿〜田端〜東京34.5kmと思われます。
山手線内で完結する乗車券は電車特定区間よりもさらに安い運賃が適用されるのですが、時刻表などには20kmまでの運賃しか載っていません。
これは通常の利用であれば最短距離が20kmを超えることはなく、運賃は通常最短経路で計算され不要であるためです。
なお山手線内とは山手線一周の他、内側の中央本線神田〜代々木間と総武本線秋葉原御茶ノ水間も含まれます。

乗車券の下の四角記号(□□□□・・・・・・・・)は、4つが一つのグループで在来線・新幹線を表します。
新幹線と在来線で会社が異なる区間を含む乗車券で印字されます。左4つが東京〜熱海間、中4つが米原〜新大阪間、右4つが小倉〜博多間です。
在来線経由であれば白抜きの四角(□)、新幹線経由であれば黒塗りの四角(■)となります。東京〜品川が左4つの四角の条件に当てはまるためこのようになっています。

経由は東海道・中央東・東北とあります。"山手"が2箇所で省略されているためこのような印字になっています。どういう経路なのか一見しただけでは分かりにくいかもしれません。
マルスシステム上の経路は東京(東海道本線)品川(山手線1)代々木(中央東線)新宿(山手線2)日暮里(東北本線)東京です。よって「東海道・山手・中央東・山手・東北」から「山手」が除かれた形となります。

発売箇所がVP東京MM11発行とあります。VPはびゅうプラザを意味します。なぜわざわざ旅行センターに行ったのか、よく覚えていません。びゅうプラザでの乗車券のみの発売は断られることもありますが、このときは発券して頂けました。



大阪発大阪行きの乗車券です。

運賃は330円です。大阪〜西九条〜天王寺〜京橋〜大阪の21.7kmの運賃が該当します。大阪環状線内にも特例運賃が設定されていますが、やはり20km以上の運賃は時刻表には通常記載されません。
大阪環状線内とは大阪環状線一周と、桜島線西九条〜桜島間、関西本線今宮〜JR難波間を含みます。桜島線JRゆめ咲線関西本線はJR難波〜奈良間で大和路線と愛称がありますが桜島線については大阪環状線「外」ですよね。

経由は大阪環状・西九条・関西・大阪環状・京橋とあります。天王寺〜今宮間は大阪環状線関西本線の重複区間(マルスシステム上は関西本線)のため、関係なさそうな"関西"が経路に印字されます。却って誤解を招きそうな気もしますが。

この乗車券をマルスシステム上の経路で表すと大阪(大阪環状線2)今宮(関西本線)天王寺(大阪環状線1)大阪です。
通常の経由の印字では「大阪環状・関西・大阪環状」となるところですが、印字は「大阪環状・西九条・関西・大阪環状・京橋」と西九条・京橋が付与されています。順路をわかりやすくするための工夫ですが、発着駅によっては印字されないこともあるようです。